何を食べたらいい?

「何を食べたらいいですか?」

一日に何回聞かれることか。皆様の食への関心の高さがよく分かります。
 いや、何回でも聞いてくれていいんですよ。

とりあえず、食べたいものを食べて頂ければいいのですが・・・、

なにを食べるべきなのか。
例えば、肉食の是非も問われますが、肉食自体が悪い訳ではありません。
なにを食べるべきなのかは、運動量と休息に依存しています。
これを食息動の調和と言います。

石塚左玄翁の道歌がなかなか、いかしているので紹介します。

「動かずば動かぬものをおもに食い、動き動かば動くもの食え」

育ち盛りの子供達や、社会で活発に働く実業家や肉体労働者にとって、肉食は有益なものだと述べられています。食息動の原則からすれば、激しい肉体労働している旦那さんに対して、玄米菜食を強要するというのは酷です。

「飯食うて、程よく肉を嗜まば、身も壮健で智も才もあり」

頭脳明晰で才智があり、肉体は壮健。
この厳しい競争社会でやり合っていくのにはプラスに働きます。

「春苦味、夏は酢の物、秋辛味、冬は脂肪と合点して食え」

季節に応じて、必要なものは変わります。

「献立は海の品なら山のもの。臭い物には野菜合わせよ」

海の食材、山の食材をバランスよく食べること。
臭みを消す香り付けは、楽しい食事のために必要です。

「楽しい食卓」を作る。これも大切なことだからです。

また、現代では食物の汚染も話題です。
汚染されていないものが撰べるなら、その方がいい。安全な食材を供給してくれる生産者たちを買い支えるためにも、高くても選びたい。ですが批判を恐れずあえていいますが、そればかりになってもいけない。

食養は養生の一分である以上、偏狭なものであっては台無しです。

僕自身は西医学、マクロビ、薬膳、ヨーガにおける菜食主義、禅における『典座教訓』の世界の実践など、食をテーマとして取り組んでいく中で感じ、今はそう思っています。

その食材は、かつてどこで生まれ、どのようにして生きて来たのか。
その食材は、どこで、どのようにして手に入れたのか。
その食材を、いま、ここで、どのような形で、誰と頂くのか。
大事なことは、食との関係性の中にあります。

なにを食べるかよりも、大切なのは、「それ」との関わり方なのではなかろうか。そう感じています。

気のせい

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