「女性と東洋医学」加筆修正

女性と東洋医学産科系の症例を最新版に加筆・修正。

特に不妊症に関する記事を増量し、男性不妊の項目を充実させてある。
誠花堂は特に男性側の協力と意識改革を求めたい。
奥さん、パートナーにだけ丸投げするのはいかがなものか。一緒にやろうよ。そういう感じでUPしている。

不妊の原因 男女別の割合


さて、ここから多少の毒を吐きます。

世間では不妊症ビジネスが蔓延り、東洋医学業界にも及んでいる。ハイエナの如く不妊症に群がる風景に、アトピービジネスに似た寒々しさを覚え、一時期はもう不妊治療からは手を引こうとさえ思っていた。それでも細々とはいえ、人を介しての相談は絶えず、新たに思う事もあり加筆した次第。

誠花堂には「不妊○○学会所属」みたいなステータスはない。そういう肩書に価値がないとは思わないが、鍼灸師にとってのそれはあくまで「オプション」であって、鍼灸師としての本分は、鍼灸師としての技術を磨くことにある。そこを本末転倒してはならない。
僕は在学中から月に3,4日は鍼灸・漢方の勉強会に通い、東洋医学の実際を学んできた。10年を過ぎても、学び終わるなんてことはない。

僕は「東洋医学」を謳うならば、東洋医学の勉強会にこそ足を向け、古典に学ぶことが大事だと考える。来院される方々は、あくまで東洋医学を求めているのだから、それが東洋医学者にできる最低限の誠意ではないのか。孔子も「名を正すこと」を最重要としたではないか。

鍼灸は片手間ではできない。鍼さえすれば、誰がやっても、どうやっても、東洋医学になるだなんて思わないでほしい。『素問』『霊枢』すら読まずに、解剖生理学を学んでも、東洋医学にはならない。だが、鍼灸学校では、こういう古典に触れることが皆無に近い。売れないから出版社も、古典を刷らない。古典を読まない鍼灸師がいかに多いかを物語っている。これは伝統文化の危機でもある。

専門学校で基礎医学を学び、国家資格を突破している訳なので、それは医療者としての最低限の品質保証になっている事は認める。だが、西洋医学の学習で手一杯で、東洋医学についてほとんど何も知らないまま卒業し、「東洋医学」を掲げて社会に出て名乗りを上げていく。大した度胸だ。

産地や原材料を偽装してはだめでしょう。それと大して変わらぬモラルハザードが起きている。

「調和」を謳う東洋医学者が、そんなことをしてはならない。

誠花堂はそのささやかな実践である。毒である。

僕たち鍼灸は、東洋医学は、医学のメインストリームを外れてしまってから久しい。だが、志だけは失ってはならない。せめて王道を歩いていたいではないか。

志ある若者には、僕は大いに伝えたい。

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