休息について(2)睡眠
普通なら「コンディションを整えるために、良い睡眠を」 と言うのでしょうが、ここでは逆に「良く眠るために、コンディションを整えよう」 と説きます。
とはいえ、特に奇策がある訳ではありません。
秘訣とは大抵、地味なものです。
それではあなたのお役に立ちますように。
寝るための下準備
アイデアをいくつか挙げていきますが、「全部きっちり守ろう」みたいなリキみは真っ先に捨ててください。
3,4つを取り入れるくらいの感じで、ゆるくやりましょう。
◇環境を整える篇
・寝具、衣服を点検しよう
素材は結構大事ですよ。無頓着な方は、素材に気を配ってみましょう。夏は麻や綿がいいです。ジャージで、ゴムがきつきつのズボンとかNGです。
お布団の上にゴザを引くと涼しくて良い。
・スマホを寝室に持ち込まない
就寝の1時間前にはPCもスマホも極力触らない、見ない。頭を使わない。思考停止系でお願いします。ブルーライトの刺激も眼神経を通して大脳を刺激します。
・寝室は暗くしよう
目をつぶっていても、光はまぶたを透過しています。頭痛がある方は、その意味がよく理解できると思います。特に不快感を感じていなくても、街燈などの光が視界に入らないようにしましょう。
・で、早く寝よう
22時までには寝るほうがいいと言われています。その通りだと思います。21時に寝るのと、午前0時に寝るのとでは、同じ睡眠時間だとしても質に差がでます。
◇身体を調える篇
・寝る前には空腹になるよう心がけよう
理想をいえば、就寝の6時間前には食事を終えていること。でも、大抵の方はそうはいかないので、あくまで理想です。そこからかけ離れている人は、夕食の内容に点検が必要です。冷飲冷食は避け、消化しやすい物を選ぶことが第一です。
・口呼吸をやめ、鼻呼吸にしよう
鼻洗浄という方法があります。マウントヒルヨガスタジオさんで教えて貰うことができます。もちろんヨーガそのものも良いです。鼻淵や蓄膿症があるなら治療が必要です。鍼は適応します。
・休んでから食べる
ひどく疲れた時は、よく寝て休んだあとに食べましょう。よく食べてから寝ると、気が塞がります。軽く食べるくらいならいいです。食べ過ぎてはいけません。
・寝る時の姿勢
「仰向きだと気が塞がってよくない」と貝原益軒はいいます。横向きを推奨していますが、人による気がします。一番、リラックスできる姿勢を探してみてください。場合によっては、ソファーにもたれかかって寝た方が楽な場合もあります。
・リラックスする時間を作ろう
香りを楽しむ、空を眺める、湯船にゆっくり浸かる。ストレッチをする。瞑想をする。お灸をする。そういう時間をとるのはいいアイデアです。あまり目は使わない方がいいですね。
やはり、スマホは血を消耗させるので、おススメしません。特に妊婦はNGです。本を読むのは、まぁいいでしょう。
今日あった様々なことを忘れて、嫌なことは夢の外に。
・よく夢を見る、寝付けない、中途覚醒
寝る前の30分前には頭脳労働をやめること。これだけでも違うでしょう。
それでダメなら治療が必要です。
他にも考えられますが、とりあえずは以上です。
自力でやれることにも限界はあるので、環境を整えてもなお、まだ睡眠に改善がない場合は、身体を治したほうがはやいですよ。
このページは随時更新していくと思いますので、たまに覗いてみてください。
おまけ。
立ったまま爆睡する子供です。
これほど見事に寝落ちすることって、なかなかないですね。