2018.06.29
カテゴリ:⑤養生について
弱冷房車について|誠花堂
「電車の冷房が寒い、風がきつい」という声はよく聞きます。
みなさんは「弱冷房車」をご存知でしょうか?
「たかが風、それがどうした」と言われそうですが、風に中(あた)るストレスは意外と軽くない。日本社会の盲点のひとつでしょう。
電車の冷房がきついという方は、冷房温度が1~2℃高く設定されている弱冷房車の場所を知っておくといい。とても快適なのですが、その存在はあまり知られていません。
僕が調べた限りでは、西鉄大牟田線、地下鉄七隈線に関しては弱冷房車があります。JRは実地していません。*
*防風についてはこちらも。梅雨の養生① 衣類、寝具について 直撃を避けるポジション取りを。
風にあたる-中風
顔面神経麻痺や脳卒中のことを、東洋医学では、風にあたる-中る-と書いて「中風」と言い、大抵が片側性で、身体の片側だけにストレスがかかって起こると考えてきました。
そもそも寝不足があったり、すでに弱っていたりすると、なんてことのない風がダメージになる。
『名医類案』にも、体の左側に暖房があり、左半身だけ暖まって汗をかいた後、風寒の邪をあびて麻痺になったなんて症例があります。
オフィスでも一日中、風をあびている人は要注意です。
ぜひ、注意してみてください。