夏の養生② 水分について

小まめに水を摂っていたのに夏バテした。
そういう話を聞きませんか。
あれって不思議ですよね。

実はやっぱり水分量が足りてなかったんじゃないか?
だからもっと飲め飲め、という論調になるのですが、本当にそうなのでしょうか。

今日は、
水を取りすぎて夏バテをおこすこともあるよ、という話です。

以前、あるサイトで調べたところ、体重55kg36.5℃で計算だと、一日に必要な水分量は約1.815mlだということがわかりました。食事からも補給できる分が1,000〜1,500mlあるので、あとは500mlのお水一本+αを摂取すればいいというわけです。

しかし、体重や体温だけでは、その人が見えてきません。
生活が見えてきません。

手足を動かして運動していれば、筋肉のポンプ作用によって、飲んだ水は吸収されて全身にめぐります。

しかし、室内でじっと座って水分補給だけしていると、そうはいきません。
胃内停水といって、吸収しきらない水分が停滞し、頭がクラクラしてきたり、酷いと倒れてしまうことがあります。

学生時代、校庭でも体育館でも、動いている時より、じっとしている生徒の方が倒れてしまう。そんな経験はなかったでしょうか。
寝たきりの高齢者が熱中症を起こすのも、きっと年齢だけではないでしょう。

TVやゲーム、パソコンなど、目を酷使すると、なおさらよくないです。体を動かさないのに、目だけ使っていると、頭痛や吐き気がしてきます。

水を取るな、といっている訳じゃありません。
闇雲に摂ることの弊害も知っておいた方がいいのです。

咽が乾いてから摂るのでは遅いといいます。
しかし、
咽が乾いてもいないのに、習慣的に摂取することで、
体の渇きを感じる能力が衰えていくこともあります。

乾いていることに気づかない。
足りていることにも気づかない。
それで摂りすぎてバテている。
そういうリスクもあるのです。

ましてや毎日、氷入りの冷たい水やビール、アイスを食べたりすると、内臓は冷えて機能低下をおこします。
食欲はなくなり、水分や食物の消化や吸収ができなくなるので、より夏バテしやすくなるのです。

水分をどのくらい摂ればいいのか、
とか
とりあえず飲んでおけばいい、
というだけではなく、もう一歩進んだ工夫が欲しいところです。

◇おやつについて

これも水分補給に関わるので述べます。夏のおやつは野菜に味噌つけて食うでOK。良質の水分と塩分を補給できます。フルーツも良いですが、食べる前に冷蔵庫から出して、冷えを緩和しておきましょう。
「甘い物はダメ」という意識からか、おせんべいスナック菓子を選択する人がいますが、これらは湿熱を生み余計に身体が渇きます

◇おまけ
アイスクリームやビールなどの冷飲・冷食は「内寒」を生みます、内寒が蓄積されると、エアコンによる「外寒」と呼応して、とても具合が悪くなります。夏なのに鼻水が出たり、くしゃみが出たり、食欲不振や下痢をしているは点検してみる必要があります。

とはいえ、「冷たい物をまったく口にするな」とか、「ぐつぐつに煮えくり返った白湯を呑め」とはいいません。水は常温でいいと思います。たまにはアイスクリームやビールで夏を満喫することもどうぞ。ぼくも年に1~2つくらいはアイスも食べます。ビールもたまにいただきます。皆さんも、自身の体調をみながら上手くやって下さい。

夏2018

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