貧血

貧血の原因の多くは鉄欠乏性の貧血と言われています。貧血の原因には、造血に関わる骨髄性。腎臓性の貧血。鉄分、B12、葉酸などの欠乏による貧血。自己免疫疾患などによる溶血、または出血によるものとがあります。

赤血球・白血球・血色素等に対して、鍼灸治療が好影響を与えることは、古くから経験的に知られており、福岡の原志免太朗医師の研究によっても確認されています。

誠花堂に貧血の治療で来られる方がたは、大抵、すでに鉄剤の投与を一定期間受けていて尚お、症状が改善しないというケースが多いようです。また、貧血というとか弱い女性のイメージが定着していますが、男性であってもよくある症状です。

妊婦の貧血

20代 虚弱体質 専業主婦 T・Kさん  2010/05/05

貧血が酷く、ヘモグロビンは8.5しかない。「よく歩け」と周りからしきりに言われるが、フラフラしてそれどころではない。人参養栄湯と鉄剤を合わせて飲んでいるが思うように改善されてこないと焦りがある。また、妊娠後に親知らずが4本同時に痛み、欠けてしまった。とりあえず詰め物を被せて授乳が終わったら抜歯するのだという。

治療には隔週でしか来ることができない。鍼灸治療の他に、自宅でのお灸をしてもらうことにした。2か月を経て、ようやくヘモグロビンが10.0台に回復したため助産院での出産が叶ったと喜ばれていた。安産の鍼をして終了。産後は母体へのフォローやお子さんの湿疹の治療などで来院された。

ちなみに歯の痛みに関しては、疼痛が緩和されるように一応鍼をしておくが、しばらくするとやはり再発していた。物理的に歯がかけてしまうと、どうにもならない。

逆子・動悸・息切れのある貧血患者 31週目

30代 専業主婦 W・Tさん

31週目で来院。逆子が直らない。鉄剤を飲んきたが、ヘモグロビンが8.4。他に肩のコリ、手足の冷え、足のむくみなどがある。初回治療後、逆子は戻ったという。そのまま安産の鍼灸をすることになり、治療を継続。4回目、坂道を歩いても息切れが出づらくなったという。足のむくみも減少しつつある。手足の冷えも減ってきた。

治療を始めてからまもなく、10.1にまで回復してきていた。その後、無事にご出産。丸々とした元気な男の子を出産された。安産であったという。

不正出血、胃が痛い

30代 女性 専業主婦 Fさん

7か月ほど前から不正出血がある。ヘモグロビンは9.1。病院でも検査済み。子宮に異常はないと言われている。針灸による全体的な治療を求めて来院。手にも湿疹がある。

初回治療後、出血が減る。3回目に来院された時には、出血が止まったという報告を受ける。5回を経過して、安定してる。その後、一か月後ほど間が空いて6回目。体温表をみるとまだ、排卵が起こっていない。7回目に月経が始まるが、渋って出が悪った。体温表をみるとまだ乱れがあるため、現在も治療を継続中。

逆子 30週目に来院

30代 女性 専業主婦

28週目で逆子になり逆子体操を2週間してみたが治らない。つわり、 貧血、足のむくみもある。アイスや果物、甘いものが好き。身体の左右差が大きいが、それほど状態が悪いようには思えなかった。3回目の治療のあと、検査の結果がわかり、逆子は改善したので治療は終了した。安産のお灸を教えて終了。

猛烈な月経痛と冷え症

20代 女性 事務職 T・Kさん

10代の頃から月経痛が強く、必ず学校を休んでいたという。職場でもたびたびそうなる。お灸がいいと聞いていたので、どうにかならないかという事で来院。手足の冷えが強く、しもやけもある。高校生の頃から電気毛布を使わないと寒くて眠れない。なで肩、貧血、胃下垂、疲れやすいタイプ。超敏感体質なので、ほとんど鍼で触れる事すらできない。テイ鍼を使って治療。

治療を始めてから月経時に塊が大量に出るようになり、そのときは疲れるが、月を経るごとに痛みが減り、早く経過できるようになっていった。以前より体力もついたという。

自宅でもお灸をしてもらい、3年も経つ頃にはほとんど手足の冷えを感じる事がなくなり、就寝時に電気毛布が要らなくなった。

貧血 立ち上がるとフラフラする

30代 男性 K・Nさん

立ち上がると意識が遠のく。お風呂場で倒れてけがをした。息苦しくて、たまに頭痛がするという。背中もはっていて、いつも辛い。いらいらする。

体質的な問題が大きいので、自宅のお灸を勧める。初回治療後、大量の便通があり、身体が軽くなったという。その後、メンテナンスで定期的に治療を受けられるが、治療後には大抵、排泄が多くある。半年を過ぎたころ、フラフラすることがなくなり、ほとんど起こらなくなったと報告を受けた。

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この症例集の目的

鍼灸治療に関する「よくわからないこと」が少しでもクリアになるように作成したのがこの症例集です。よって、専門家向けの学術的なものでもなければ、治療の有効性を過大に謳うゴットハンド的なものでもありません。

レストランが様々なように鍼灸院も、鍼灸師もさまざまです。ですから、この症例集は、あくまで誠花堂の場合です。誠花堂で日々当たり前のように起こっていることを等身大のまま示したのが、この症例集です。よって、全国どこでも鍼灸院であれば同じようにできるという話ではありません。また、鍼灸治療の限界を示すものでもありません

WHO鍼灸適応疾患

WHOでは以下のように評価されており、現在の日本の医学界における評価にくらべれば格段に高く評価されているといえます。ですが、それでもまだ不完全です。現実にはもっと幅広い疾患に対応してきた歴史が鍼灸にはあります。ここでは便宜上WHOの適応表を借りて作成しています。

神経系疾患神経痛・神経麻痺・痙攣・脳卒中後遺症・自律神経失調症・頭痛・めまい・不眠・神経症・ヒステリー
運動器系疾患関節炎・リウマチ・頚肩腕症候群・頚椎捻挫後遺症・五十肩・腱鞘炎・腰痛・外傷の後遺症(骨折、打撲、むちうち、捻挫)
循環器系疾患心臓神経症・動脈硬化症・高血圧低血圧症・動悸・息切れ
呼吸器系疾患気管支炎・喘息・風邪および予防
消化器系疾患胃腸病(胃炎、消化不良、胃下垂、胃酸過多、下痢、便秘)・胆嚢炎・肝機能障害・肝炎・胃十二指腸潰瘍・痔疾
代謝内分泌系疾患甲状腺機能亢進症・バセドウ氏病・糖尿病・痛風・脚気・貧血
泌尿器系疾患膀胱炎・尿道炎・性機能障害・尿閉・腎炎・前立腺肥大・陰萎
婦人科系疾患生理痛・月経不順・冷え性・不妊・更年期障害・乳腺炎・白帯下
耳鼻咽喉科系疾患中耳炎・耳鳴・ちくのう・扁桃炎・難聴・メニエル氏病・鼻出血・鼻炎
眼科系疾患眼精疲労・疲れ目・かすみ目・結膜炎・仮性近視・ものもらい
小児科疾患小児喘息・アレルギー性湿疹・耳下腺炎・夜尿症・虚弱体質の改善
それ以外の疾患頭痛 花粉症 過敏性脹症候群 貧血 皮膚疾患 不妊・逆子・つわり 中心性網膜症 線維筋痛症

ex 「頭痛」「扁桃腺」など、あなたの症状を検索してみて下さい。でも、なにも見つからなかったらすみません。
*該当するページがなくても、対応できる症状のすべてを網羅している訳ではありません。興味がある方は、お問い合わせ下さい。