更年期障害の症例集
自然な回復を願う人々のよき助けに。あきらめるその前に、ご相談ください。
自然な回復を願う人々のよき助けに。あきらめるその前に、ご相談ください。
婦人科疾患から生理不順、更年期障害、不妊から分離しました。子宮内膜症、腺筋症、卵巣膿瘍、
盲腸や子宮筋腫などで腹部の開腹手術を複数回行っている。子宮摘出。あまりに多彩な症状を呈するので、早めの更年期だという。イライラ、咽の異物感、胸のつまり、めまい、肩こり、頭痛、腰痛、足の痺れ。
治療をしているとめまいも減り、手足も温まり調子がいい。2週に1度の来院で目指せる目標は、現状維持~せいぜい緩やかな改善程度であることを承知の中で治療を継続している。
酷い頭痛がして目が覚めたのは、明け方のことだった。もともと、食いしばる癖があり、普段から首肩が辛い。せっかくの休日だというのに、気分も鬱々として外に出かける気など起こらなかった。下半身が氷に浸かったように冷めたく感じる。
「更年期でしょう」「気のせいでしょう」と、クリニックでは相手にもされなかった。近所で評判のヨモギ蒸しをしたり方々を訪ねたが、良くならない。こうなったら、もう鍼を試すしかない…と、やけくそで来院。
治療開始から2診目。指の痺れ感は減。5回目。頭痛も食いしばりもなくなり、睡眠の質が良くなる。下肢の冷感、むくみが減り、足が細くなった。「今までやってきたことは一体なんだったのだろう」と喜ばれた。元気もやる気も湧いてきた。
3年前から動悸と息切れ、胸の不快感。精密検査で異常なし。更年期と診断。頭痛、手足指先の冷え。
治療後は頭痛、肩こり、動悸などが楽になるので、メンテナンスとして定期的に通われている。末梢の循環が悪く、それが循環器の負担を増やしている。治療を始めてから、手足の冷えが気にならなくなり、湯たんぽがいらなくなった。動悸はまだ起こることがあるが以前より寛解した。
鍼灸治療に関する「よくわからないこと」が少しでもクリアになるように作成したのがこの症例集です。よって、専門家向けの学術的なものでもなければ、治療の有効性を過大に謳うゴットハンド的なものでもありません。
レストランが様々なように鍼灸院も、鍼灸師もさまざまです。ですから、この症例集は、あくまで誠花堂の場合です。誠花堂で日々当たり前のように起こっていることを等身大のまま示したのが、この症例集です。よって、全国どこでも鍼灸院であれば同じようにできるという話ではありません。また、鍼灸治療の限界を示すものでもありません。
WHOでは以下のように評価されており、現在の日本の医学界における評価にくらべれば格段に高く評価されているといえます。ですが、それでもまだ不完全です。現実にはもっと幅広い疾患に対応してきた歴史が鍼灸にはあります。ここでは便宜上WHOの適応表を借りて作成しています。
神経系疾患 | 神経痛・神経麻痺・痙攣・脳卒中後遺症・自律神経失調症・頭痛・めまい・不眠・神経症・ヒステリー |
運動器系疾患 | 関節炎・リウマチ・頚肩腕症候群・頚椎捻挫後遺症・五十肩・腱鞘炎・腰痛・外傷の後遺症(骨折、打撲、むちうち、捻挫) |
循環器系疾患 | 心臓神経症・動脈硬化症・高血圧低血圧症・動悸・息切れ |
呼吸器系疾患 | 気管支炎・喘息・風邪および予防 |
消化器系疾患 | 胃腸病(胃炎、消化不良、胃下垂、胃酸過多、下痢、便秘)・胆嚢炎・肝機能障害・肝炎・胃十二指腸潰瘍・痔疾 |
代謝内分泌系疾患 | 甲状腺機能亢進症・バセドウ氏病・糖尿病・痛風・脚気・貧血 |
泌尿器系疾患 | 膀胱炎・尿道炎・性機能障害・尿閉・腎炎・前立腺肥大・陰萎 |
婦人科系疾患 | 生理痛・月経不順・冷え性・不妊・更年期障害・乳腺炎・白帯下 |
耳鼻咽喉科系疾患 | 中耳炎・耳鳴・ちくのう・扁桃炎・難聴・メニエル氏病・鼻出血・鼻炎 |
眼科系疾患 | 眼精疲労・疲れ目・かすみ目・結膜炎・仮性近視・ものもらい |
小児科疾患 | 小児喘息・アレルギー性湿疹・耳下腺炎・夜尿症・虚弱体質の改善 |
その他、誠花堂治療例 | 過敏性腸症候群/クローン病/潰瘍性大腸炎/起立性調整障害 皮膚疾患 尋常性乾癬 逆子・つわり 中心性網膜症 線維筋痛症 慢性疲労症候群 |