婦人科疾患から生理不順、更年期障害不妊から分離しました。

アトピーと無月経

20代 女性 K・Nさん

手のひらと甲、肘関節に紅斑が強い。かきむしり血がにじんでいる。身体全体が乾いた木のように固く、弾力がなくなっている。皮膚も渋皮のように固く突っ張っている。5年前からの無月経。味覚の異常がある。

鍼刺激を中心とした治療を始める。水泡が手足に現れ始める。一年を経過する頃に、月経が始まると同時に皮膚炎が治まっていく。春になってから情緒不安定となり、訳も分からず涙があふれ出し止まらないという状態が続いていたが、それも月経の再開と共に治まった。

梅雨になるとおこる下腹部痛

33歳 女性 事務職 N・Yさん

下腹部が重く痛むといい3月に来院。「胃腸科で治療を受けてきたが良くならない」という。3日前からみぞおちに違和感がおこり、それからおへそ周り・下腹部に移ってきた。発熱・反跳痛、嘔吐、帯下いずれもなし。便秘と下痢を繰り返す。右足には坐骨神経様の痛みと痺れ。初潮以来の月経不順があり、36-111日の幅がある。

初回治療後、痛みは半分以下になるが、下腹部がこわる感じは残る。8回目までの時点で、足の痛み・痺れも含めて大分よくなる。坐わった状態から立ち上がった時だけ違和感がある。月経異常に関しては特別な改善はみられなかったため治療は終了にした。

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この症例集の目的

鍼灸治療に関する「よくわからないこと」が少しでもクリアになるように作成したのがこの症例集です。よって、専門家向けの学術的なものでもなければ、治療の有効性を過大に謳うゴットハンド的なものでもありません。

レストランが様々なように鍼灸院も、鍼灸師もさまざまです。ですから、この症例集は、あくまで誠花堂の場合です。誠花堂で日々当たり前のように起こっていることを等身大のまま示したのが、この症例集です。よって、全国どこでも鍼灸院であれば同じようにできるという話ではありません。また、鍼灸治療の限界を示すものでもありません

WHO鍼灸適応疾患

WHOでは以下のように評価されており、現在の日本の医学界における評価にくらべれば格段に高く評価されているといえます。ですが、それでもまだ不完全です。現実にはもっと幅広い疾患に対応してきた歴史が鍼灸にはあります。ここでは便宜上WHOの適応表を借りて作成しています。

神経系疾患神経痛・神経麻痺・痙攣・脳卒中後遺症・自律神経失調症・頭痛・めまい・不眠・神経症・ヒステリー
運動器系疾患関節炎・リウマチ・頚肩腕症候群・頚椎捻挫後遺症・五十肩・腱鞘炎・腰痛・外傷の後遺症(骨折、打撲、むちうち、捻挫)
循環器系疾患心臓神経症・動脈硬化症・高血圧低血圧症・動悸・息切れ
呼吸器系疾患気管支炎・喘息・風邪および予防
消化器系疾患胃腸病(胃炎、消化不良、胃下垂、胃酸過多、下痢、便秘)・胆嚢炎・肝機能障害・肝炎・胃十二指腸潰瘍・痔疾
代謝内分泌系疾患甲状腺機能亢進症・バセドウ氏病・糖尿病・痛風・脚気・貧血
泌尿器系疾患膀胱炎・尿道炎・性機能障害・尿閉・腎炎・前立腺肥大・陰萎
婦人科系疾患生理痛・月経不順・冷え性・不妊・更年期障害・乳腺炎・白帯下
耳鼻咽喉科系疾患中耳炎・耳鳴・ちくのう・扁桃炎・難聴・メニエル氏病・鼻出血・鼻炎
眼科系疾患眼精疲労・疲れ目・かすみ目・結膜炎・仮性近視・ものもらい
小児科疾患小児喘息・アレルギー性湿疹・耳下腺炎・夜尿症・虚弱体質の改善
それ以外の疾患頭痛 花粉症 過敏性腸症候群 貧血 皮膚疾患 不妊・逆子・つわり 中心性網膜症 線維筋痛症

ex 「頭痛」「扁桃炎」など、あなたの症状を検索してみて下さい。でも、なにも見つからなかったらすみません。
*該当するページがなくても、対応できる症状のすべてを網羅している訳ではありません。興味がある方は、お問い合わせ下さい。