消化器系疾患

血液を造っているのは骨髓ではなく腸であるという「腸造血説」を唱えたのは千島喜久男博士でした。この現代医学を根底から覆すような学説の真偽は未だ定かではありませんが、東洋医学の生命観・実際の臨牀からは支持できる面が多々あります。消化器の治療をすると貧血症状も改善されていきます。消化器は生命の源です。

胃のむかつき、脂漏性皮膚炎

50代 女性 会社員 B・Sさん 2013/07/13

2010年にピロリ菌を除去してから、胃の状態が思わしくない。ストレスもない訳ではない。耳の下に脂漏性の皮膚炎があり、痒い。首まわりにはシコリが多数ある。

初回治療後、耳の周りの痒みが減って爽快。2回目、首のガサガサ感は残るが、耳周りは劇的に変わり、シコリもほとんど消失。治療後には必ず下痢が起こる。3回目以降は下痢は止まり、小水の量が増えた。滝のような汗はかかなくなる。7回目、閉経したと思っていたが再び月経が始まり、瘀血塊をたくさん下した。それに伴い、お腹の冷えが大分減った。
20回目頃から、今までとは違うタイプの皮膚炎とかゆみ、熱症状が出始める。朝ご飯が食べられるようになってきた。 28回目、発熱、節々が痛い。ボロボロだが、皮膚炎が減り始める。一進一退を繰り返しながら34回目、ボロボロと皮膚が剥けた部分は、ツルツルの肌になっていく。42回目、この頃は毎日、唇がバリバリになり剥ける。50回目を超えるころ、唇が剥けることもなくなると、脂漏性皮膚炎もほぼ収まり、治療を終了とした。

びらん性胃腸炎 長引く頭痛

30代 女性 会社員 M・Nさん 2015/06/20

1月、7月とびらん性胃腸炎をやり、来院された8月までの間、ずっと頭痛が続いているという。特に一週間前から頭痛の他、背中・肩も痛くなり、夜も寝れない。じっとしていられない。病院では髄液が減少しているせいだと言われる。どうにかならないかということで来院。

初回治療後、ずっと続いていた頭痛は治まる。3回目、身体が冷えにくくなり足のむくみも減ってきた。ヨガをしているが開脚ができるようになったと喜ばれる。4回目、胃痛が再発。5回目、胃痛は落ち着き寝つきもよくなった。頭痛はほとんど再発していない。8回目、胃痛は大分落ち着いてきたが、治療を受けていると調子がいいというので継続中。胃痛も頭痛も体質的な問題から来ている点で無関係ではない。

クローン病 下痢と出血

50代 男性

20歳の時、クローン病を患い、大腸・小腸の右半分を切除した。随伴症状として胆嚢炎が現れ、胆嚢も切除。下痢、出血が酷かったり様々な症状が出ていた。初診から3回目、出血が収まってくる。6回目、下痢の回数が減る。治療を受け始めてから、職場での飲み会でも、たいした体調の悪化もなく過ごせている。

潰瘍性大腸炎 中心性網膜症を合併

38歳 男性 会社員 I・Nさん  2011/06/30

元々は中心性網膜症で来院。その他に潰瘍性大腸炎による血便と下痢があった。潰瘍性大腸炎の方はステロイド治療を始めてから一年程経つが、時同じくしてその頃から、視野の異常が現れ始めたという。

初診から3か月間、週2回のペースで治療。自宅での施灸もしてもらう。鍼灸治療を始めてから、血便が止み便通が正常になる。11回目の頃に、すこしづづ見える範囲が広がり、ピントも合いはじめた。 ある程度良くなったので、現在は横浜の鍼灸院にて治療を継続して貰っている。

潰瘍性大腸炎 下血 便秘

30代 女性 会社員 Y・Hさん 

鍼を受け初めてから、今まで取れなかったコリがとれて、足も地面にピタリと付いて揃ったなど、身体が全然違うという事でメンテナンスで通われていた。元々、潰瘍性大腸炎があり、そちらの方も良くならないかということで、週に2回で一月程試みたが著変はないため治療を中断した。

逆流性食道炎 過敏性腸症候群

50代 女性 A・Sさん

冬。首肩が痛くて寝れないといって来院。手が痺れることもある。便秘と下痢を繰り返すので過敏性腸症候群とも言われた。

初回治療後、宿便らしき黒い便が大量に出た。2回目には下痢が出てお腹がすっきりしたという。肩こり用のテープを貼らなくても生活できるようになった。4回目、お薬を飲んでいないが逆流することがなくなった。その後、いつも具合が悪いという3月を迎えたが、例年の花粉症がほとんど出ていない。ついでに良くなってしまった。

逆流性食道炎 前立腺肥大

Y・Yさん 55歳 初診2015/3/16

睾丸痛が主訴で来院。その他に逆流性食道炎、痔と、二年前から耳鳴りがあった。
6回目、腰の痛さ・だるさも9割取れる。痔もいつのまにか良くなっている。17回目に至るまでに、逆流性食道炎の症状がほとんど現れなくなる。以後、継続中。

みぞおちが気持ち悪い 食べられない

40代 女性 会社員 Sさん

一年くらい前から徐々に体調が悪くなる、食べられなくなってきた。便秘がち。たまに口内炎。虫垂炎・胃炎・子宮筋腫・大腸憩室炎などの既往。更年期のせいかイライラしたり、落ち込んだり、睡眠も途中で覚醒したり、寝たりないという。

激務と遠方のため、月に一度の来院。積極的な体調の改善よりは、疲労の解消として来院。3回の治療を経た後、依然と比べてのぼせ感が減る。食欲に関しては、治療をしていると、食欲がわいてくるという。

吐き気と頭痛

30代 女性 自営業 Y・Yさん 2013/04/24

食あたりをしてから、月経時に吐き気と頭痛、悪寒がするようになった。それまでは順調だったので、食あたりが原因だと疑われている。来院時はちょうど寒気がしていたので、風邪の治療をして返した。
治療後に黒便が出た。4回の治療時に月経が始まる。今度は寒気、嘔吐はなし、出血は多かった。頭が重い感じはある。痛みは午後になると出てくる。腹中の余熱を去るような治療をして終了とした。その後、月経時の不調はなくなられたというお礼の電話を頂いた。

頭痛と吐き気

20代 女性 会社員 S・Mさん

デスクワークに不規則な就業、運動不足が重なって、慢性的に体が重く、足先は冷え、コリ感がつらい。自律神経失調症だという。お顔も赤く、吹き出物も多い。頭痛と吐き気もストレスが重なるとおこる。

初回治療後、身体が軽いという。頭痛と吐き気も、治療を初めてから一ヶ月ほどでほとんど起こらなくなったという。また、毎月当たり前のように月経痛があったというが、治療を初めてから緩和し、しばらくすると忘れた様に起こらなくなった。

妊婦の貧血 ヘモグロビンが8.5

20代 虚弱体質 専業主婦 T・Kさん 2010/05/05

貧血が酷く、ヘモグロビンは8.5しかない。「よく歩け」と周りからしきりに言われるがフラフラしてそれどころではない。人参養栄湯と鉄剤を合わせて飲んでいるが思うように改善されてこないと焦りがある。また、妊娠後に親知らずが4本同時に痛み、欠けてしまったという。とりあえず詰め物を被せて授乳が終わったら抜歯するのだという。

隔週で治療開始。2か月を経て、ようやくヘモグロビンが10.0台に回復。希望していた助産院での出産が叶ったと喜ばれていた。安産の鍼をして終了。実際に安産だった。産後は母体へのフォローやお子さんの湿疹の治療などでしばしば来院された。

ちなみに歯の痛みに関しては、疼痛が緩和されるように一応鍼をしておくが、しばらくするとやはり再発していた。物理的に歯がかけてしまうとどうにもならない。

便秘 食後に眠い ゲップがよく出る

30代 男性 公務員 I・Nさん 2010/08/10

疲れやすく、口内炎もできやすい。胃がもたれるほか、首肩背中が張る。

3回目、便通は改善の傾向。背中・腰もそれほどでもなくなってきた。毎週一回、合計13回通われた時点で、主訴はほとんど改善。具合が悪くなりそうな時にメンテナンスとして来院される。

食欲がわかない 味がしない

80代 女性 専業主婦 Tさん 2010/04/22

食欲はなく、味もわからない。口が乾く。40代で子宮筋腫で全摘。心室性期外収縮、慢性扁桃腺炎、高血圧がある。腹部は軟弱で痞えは強い。

2回目の治療後には食べられるようにはなるが、まだ食事が美味しく感じない。義務として食べている。 6回目 体重は戻りつつある。その後、口の乾きはへり アメを舐めずに済むようになってきた。3か月の治療を経て、味覚に関して大きな変化は見られなかったが、とりあえずは食べれるようにはなったので治療は終了とした。

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この症例集の目的

鍼灸治療に関する「よくわからないこと」が少しでもクリアになるように作成したのがこの症例集です。よって、専門家向けの学術的なものでもなければ、治療の有効性を過大に謳うゴットハンド的なものでもありません。

レストランが様々なように鍼灸院も、鍼灸師もさまざまです。ですから、この症例集は、あくまで誠花堂の場合です。誠花堂で日々当たり前のように起こっていることを等身大のまま示したのが、この症例集です。よって、全国どこでも鍼灸院であれば同じようにできるという話ではありません。また、鍼灸治療の限界を示すものでもありません

WHO鍼灸適応疾患

WHOでは以下のように評価されており、現在の日本の医学界における評価にくらべれば格段に高く評価されているといえます。ですが、それでもまだ不完全です。現実にはもっと幅広い疾患に対応してきた歴史が鍼灸にはあります。ここでは便宜上WHOの適応表を借りて作成しています。

神経系疾患神経痛・神経麻痺・痙攣・脳卒中後遺症・自律神経失調症・頭痛・めまい・不眠・神経症・ヒステリー
運動器系疾患関節炎・リウマチ・頚肩腕症候群・頚椎捻挫後遺症・五十肩・腱鞘炎・腰痛・外傷の後遺症(骨折、打撲、むちうち、捻挫)
循環器系疾患心臓神経症・動脈硬化症・高血圧低血圧症・動悸・息切れ
呼吸器系疾患気管支炎・喘息・風邪および予防
消化器系疾患胃腸病(胃炎、消化不良、胃下垂、胃酸過多、下痢、便秘)・胆嚢炎・肝機能障害・肝炎・胃十二指腸潰瘍・痔疾
代謝内分泌系疾患甲状腺機能亢進症・バセドウ氏病・糖尿病・痛風・脚気・貧血
泌尿器系疾患膀胱炎・尿道炎・性機能障害・尿閉・腎炎・前立腺肥大・陰萎
婦人科系疾患生理痛・月経不順・冷え性・不妊・更年期障害・乳腺炎・白帯下
耳鼻咽喉科系疾患中耳炎・耳鳴・ちくのう・扁桃炎・難聴・メニエル氏病・鼻出血・鼻炎
眼科系疾患眼精疲労・疲れ目・かすみ目・結膜炎・仮性近視・ものもらい
小児科疾患小児喘息・アレルギー性湿疹・耳下腺炎・夜尿症・虚弱体質の改善
それ以外の疾患頭痛 花粉症 過敏性腸症候群 貧血 皮膚疾患 不妊・逆子・つわり 中心性網膜症 線維筋痛症

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*該当するページがなくても、対応できる症状のすべてを網羅している訳ではありません。興味がある方は、お問い合わせ下さい。