[治療]と[養生]は分けて考えよう

「いろいろと健康法を試してはいるけれど○○が治らない」
「こんなに玄米採食してるのに体調が悪い」

そんな声を聴きます。僕の主観ですがどうやら「養生」が「治療」とが混同されているケースが目立つように思えます。威張っていうのもなんですが、治療と養生とはわけて考えるべきです。

治療と養生 どう違う??

かんたんに言うと、病気にならないよう日々に気を付けて暮らす方法が「養生」です。「健康/病気」「生/死」という問題さえ超越するのが、養生の真意なのだと理解していますが、ここではもう少し狭い意味での養生についてお話しています。

どんなに養生をしていても、身体に良いことばかりをしていたとしても、天が試すかのように人は時に病むことがあります。そして大きく体調を崩したとき、そのバランスを取り戻す行為を「治療」とします。

平常時は養生を。緊急事態には治療をというわけです。
どこも悪くない時は治療をする必要はありません。
具合が悪い時には医療にかかるべきです。養生法をしている場合ではありません。
どちらか一方に頼り切るのでなく、適材適所に使い分けていく方が健全です。

「自然治癒力」を発揮できていない

「下手に薮医者にかかるよりは放っておこう」という考えがあります。たしかに自然治癒に任せようというスタンス自体にはまったく異論はありませんし、むしろ東洋医学はそういう立場にあります。ただし、自然治癒力に任せるというのなら、せめてその方法を知ることは必須です。
ましてや、自然治癒力の足を引っ張るようなことは避けねばなりません。ところが、良かれと思って、誤ったことをしているなんてことが往々にしてあるのです。WEBで書かれてある情報をかき集めて生兵法でどうにかしようというのは、本当に危険だと思います。

しかし、こうしてこじらせた結果、誠花堂に来られるというのがパターンのひとつになっています。
ですから、健康な時は養生を心掛けることが大切で、いざ体調を崩した時はおとなしく医療にかかることが大切だと説いているのです。ごく当たり前の事を長々と述べました。