頭痛 症例集
鍼灸のプロフェッショナルとして、あなたのチカラになりたい。
あきらめるその前に、ご相談ください。
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私自身が慢性的な頭痛持ちでした。横になっても楽にならないという辛い片頭痛に悩まされてきました。なので、その辛さも病能もよく理解できます。
なるべくお薬に頼らずに、自然な回復を願う人々 へのよき助けになれると思っています。
一年前の秋から難聴と耳鳴りがする。高校生の頃からの頭痛と冷え症がある他、月経痛と不順もある。社会人になってから頭痛は更に悪化し、連日服薬しないといけない。自律神経失調症と言われている。
3回目、月経痛がなく、頭痛薬もこの一週間は服用せずにすんだ。5回目、耳の症状が減っていることに気づく。そうして冬を迎えたが寒く感じなかったという。春になると頭痛や耳の症状は悪化しやすいが、春も悪化せずに落ち着ている。
手足が氷のように冷たい。2年前から頭痛、肩こりがつらい。それぞれは関連しあっている。
治療を開始して8回目、2月の初頭だというのに、手足が温かくなってきている。継続すること15回目の時点で、手足の冷えは気にならないほどに減った。頭痛、扁桃腺も落ち着いている。
毎月1-2回頭痛がある。その他、貧血のため疲れやすい、消化器が弱い。慢性的な扁桃腺炎、強い月経痛。
初回治療後、晩に発汗し、一回下した。4回目、今月は頭痛の予兆がない。顔色も良く、ツヤが出てクマも減った。夜の中途覚醒がなくなる。これまで休日はぐったり疲れて寝ているだけであったが、最近は元気になり日中に活動できるようになったという。以後、頭痛は出ていない。
頭が重く痛む。首肩こりが酷い。鼻水、蓄膿症があり、春は花粉症がきつい。
誠花堂で治療を受けると頭痛・鼻づまりなどの症状が楽になるという。辛くなったときに来院される。
3回目の治療後、「数日にわたり、怖いくらいお小水が出た」という。体のむくみも減る。5回目、頭痛の頻度が減り、鼻のつまりも以前より大分よくなったという。
幼少期からの頭痛。その他に肩こり、手のしびれ、蓄膿症がある。低気圧が近づくと、頭痛が激しくなり来院する。
ほとんどバッファリンの代わりに鍼を受けにこられる。3回目には、鼻の通りも大分よくなったらしく、頭痛が酷い時にだけ来院される。
表題のとおりの風邪症状。温かくして、早く家で休んでもらうなどの指示をする。晩に大量の大汗をかき、3度着替えた。翌朝にはすべての症状が消失。
インフルエンザから回復した後、しばらく体調不良が続き、微熱・頭痛・めまいがなくならないという。冷えのぼせ、口内炎、便秘がある。
2回目の治療後には頭痛、めまいは消失。5回目の頃には便通も口内炎の状態も良くなり、月経痛も消失。その後は不妊治療へ以降した。めまいの再発は起きていない。
10年ほど前に発症。診断を受けてからは服薬でしのいできたが、原因は不明。酷い時は目の奥に激痛があり一日憂鬱。不眠症と便秘がある。飲酒と夏日に悪化する。
治療した日の夜はよく眠れた。お通じがあった。4回目、炎天下であったが、頭痛は起きなかった。6回目、落ち着いているとのことで、治療は終了となった。
1月、7月とびらん性胃腸炎をやり、来院された8月までの間、ずっと頭痛が続いているという。特に一週間前から頭痛の他、背中・肩も痛くなり、夜も寝れない。じっとしていられない。病院では髄液が減少しているせいだと言われる。どうにかならないかということで来院。
初回治療後、ずっと続いていた頭痛は治まる。3回目、身体が冷えにくくなり足のむくみも減ってきた。低気圧が近づいても頭痛はほとんどない。8回目、胃痛は大分落ち着いてきたが、治療を受けていると調子がいいというので継続中。胃痛も頭痛も体質的な問題から来ている点で無関係ではない。
5月のはじめに友達とのトラブルがあり、それ以来頭痛がする。途中からなんとか登校していた。脳神経外科や診療内科などを回ってきたが解決しない。
3回目、保健室にいかなくても過ごせた。4回目、頭痛は半減。9回目、大分良かったが、徹夜をしたら再発。その後、受験終了まで定期的に通われた。養生せずに無理を通すと再発するが、その事を本人自身が学習していくうちに、頻度はさらに少なくなっていった。
食あたりをしてから、月経時に吐き気と頭痛、悪寒がするようになった。来院時はちょうど寒気がしていたので、風邪の治療をして返した。
治療後に黒便が出た。4回の治療時に月経が始まる。頭が重い感じはある。痛みは午後になると出てくる。その後、月経時の不調はなくなられたというお礼の電話を頂いた。
吐くほどの頭痛が週に一回。腰痛もあり、辛い日々が一年ほど続いている。ほかの治療院で半年ほどかかっていたが、よくならないので誠花堂へ。
治療後、バスに乗っても、歩いても大丈夫になったという。3回目、腰背中もよい。8回目、気づいたら関節のこわばりが消失していたという。
デスクワークに不規則な就業、運動不足が重なって、慢性的に体が重く、コリ感があるという。足先は冷えて、頭には熱気が強く、吹き出物が多く、お顔も赤い。頭痛と吐き気は職場の状況によって現れるので、来院時には起こっていない。
治療後から身体が軽いという。頭痛と吐き気も、治療を初めてから一ヶ月ほどでほとんど起こらなくなった。また、毎月当たり前のように月経痛があったというが、治療を初めてから緩和し始めているという。
日中に3回くらい食いしばりをしてしまう。寝てても食いしばるため、首肩が辛い。明け方も頭痛で目が覚める。そのまましばらく起きられない。というより寝つきも悪くて眠れていない。鬱々として外に出たくなくなる。膝の上あたりから氷に浸かったように冷めたく感じる・・・などなど。どこにいっても、良くならないという。週2回のペースで治療を開始。症状が多彩で、特に気になるのは、右の親指の感覚がないこと。
治療を初めてから、2回目。指のしびれ感は徐々に減。5回目。食いしばりも頭痛もなくなり、睡眠の質が良くなる。朝のお小水が紅茶色に濁っていたのが、普通に色に近づく。下肢のむくみがなくなり、冷感も減ってきた。ついでに足が細くなった喜ぶ。徐々に元気も出てきてやる気が湧いてきている。大きな症状はなくなり、以後、継続中。
偏頭痛持ちで年に数回発作。これ以上薬に頼るのは嫌だということで来院。
吐き気があり動くと頭痛は増悪。しかし、横になっても痛いので起きているほうが楽。寝不足、夏日、低気圧の通過で悪化。
治療後に大量に便通。頭痛は収まり動けるように。体質的な問題があるので、定期的にメンテナンスされたほうが良いのだが、具合が悪くなるころに来院される。
WHOにおける鍼灸の評価は、日本の医学界におけるそれよりも格段に高いといえます。ですが、それでもまだ不完全で、現実にはもっと幅広い疾患に対応してきた歴史が鍼灸にはあります。ここでは便宜上WHOの適応表を借りて作成しています。
神経系疾患 | 神経痛・神経麻痺・痙攣・脳卒中後遺症・自律神経失調症・頭痛・めまい・不眠・神経症・ヒステリー |
運動器系疾患 | 関節炎・リウマチ・頚肩腕症候群・頚椎捻挫後遺症・五十肩・腱鞘炎・腰痛・外傷の後遺症(骨折、打撲、むちうち、捻挫) |
循環器系疾患 | 動脈硬化症・高血圧低血圧症・心臓神経症・動悸・息切れ |
呼吸器系疾患 | 気管支炎・喘息・風邪および予防 |
消化器系疾患 | 胃腸病(胃炎、消化不良、胃下垂、胃酸過多、下痢、便秘)・胆嚢炎・肝機能障害・肝炎・胃十二指腸潰瘍・痔疾 |
代謝内分泌系疾患 | 甲状腺機能亢進症・バセドウ氏病・糖尿病・痛風・脚気・貧血 |
泌尿器系疾患 | 膀胱炎・尿道炎・性機能障害・尿閉・腎炎・前立腺肥大・陰萎 |
婦人科系疾患 | 生理痛・月経不順・冷え性・不妊・更年期障害・乳腺炎・白帯下 |
耳鼻咽喉科系疾患 | 中耳炎・耳鳴・難聴・ちくのう・鼻炎・扁桃腺炎・メニエル氏病・鼻出血 |
眼科系疾患 | 眼精疲労・疲れ目・かすみ目・結膜炎・仮性近視・ものもらい |
小児科疾患 | 小児喘息・アレルギー性湿疹・虚弱体質の改善・耳下腺炎・夜尿症 |
それ以外の疾患 | 過敏性腸症候群・起立性低血圧・潰瘍性大腸炎 皮膚疾患 尋常性乾癬 逆子・つわり 中心性網膜症 線維筋痛症 慢性疲労症候群 |
鍼灸治療に関する「よくわからないこと」が少しでもクリアになるように作成したのがこの症例集です。よって、専門家向けの学術的なものでもなければ、治療の有効性を過大に謳うゴットハンド的なものでもありません。
レストランが様々なように鍼灸院も、鍼灸師もさまざまです。鍼灸さえ受ければ、全国どこであっても同じような結果がでるという話ではありません。また、鍼灸治療の限界を示すものでもありません。この症例集は、あくまで誠花堂の場合です。誠花堂で日々当たり前のように起こっていることを等身大のまま示したのが、この症例集です。