神経系疾患は別項目として分けました➡神経痛・神経麻痺 顔面神経麻痺・味覚・嗅覚障害痙攣・自律神経失調症・頭痛めまい不眠

30代 女性H・Mさん

産後半年が過ぎたあたりから不調。急な動悸 息切れ めまい しびれ 不安感 手足の冷え が主訴。甲状腺も心臓も以上なく自律神経失調症とされた。足元も力が入りにくく、子供を乗せて走る際に転倒の危険を感じる。

初回治療後、動悸がでなかった。2回目、しびれが出ていない。7回目、久しぶりに動悸が少しあったがほとんどの症状が消失。足に力も入るようになり、自信も出てきた。

30代 女性U・Cさん

流産手術後からの頭痛と眼痛、体のだるさ、ふんばりが効かない感じが続く。自律神経失調症。産後の不調ということで、漢方を複数服用しているがよくならない。
初回後、頭痛がよくなった。お小水がたくさん出るようになる。3回目、体調はほぼ回復し、力も入りやすくなったというので終了した。

30代 女性 S・Mさん 事務職

頭痛・吐き気・肩こり腰痛・食欲もなく、手足の冷えも強い。「自律神経失調症だ」という。月経痛も毎月かならずある。顔面の吹き出物が多い。

治療を開始してから、毎月数回起きていた頭痛と吐き気がなくなる。同時に月経痛も減少。頭痛・吐き気が改善したので婦人科症状の治療に重点を移すことになった。「月経痛があるのが当たり前だと思って生きてきた」というので、思わぬ展開に大変喜ばれている。顔の赤み・吹き出物も減少するにつれ、手足の冷えも弱まってきた。こういうパターンは非常に多い。

20代 女性 会社員 S・Mさん

デスクワークに不規則な就業、運動不足が重なって、慢性的に体が重く、足先は冷え、コリ感がつらい。自律神経失調症だという。お顔も赤く、吹き出物も多い。頭痛と吐き気もストレスが重なるとおこる。

初回治療後、身体が軽いという。頭痛と吐き気も、治療を初めてから一ヶ月ほどでほとんど起こらなくなったという。また、毎月当たり前のように月経痛があったというが、治療を初めてから緩和し、しばらくすると忘れた様に起こらなくなった。

30代 女性 F・Nさん

一年ほど前から咽がつまる。ここ一カ月ほどは特に酷く、病院へかかるが甲状腺などは問題がなく、原因がわからないという。不眠がある。
治療後、夜はよく眠れた。翌朝、咽もすっきりしていた。3回の治療後、再発なし。

33歳 女性

一年前の秋から難聴と耳鳴り。高校生の頃からの頭痛と冷え症がある他、月経痛と不順もある。社会人になってから頭痛は更に悪化、連日服薬しないといけない。自律神経失調症と言われている。
3回目、月経痛がなく、頭痛薬もこの一週間は服用せずにすんだ。5回目、耳の症状が減っていることに気づく。そうして冬を迎えたが寒く感じなかったという。春になると頭痛や耳の症状は悪化しやすいが、春も悪化せずに落ち着ている。

30代 男性 S・Nさん

頭痛があり自律神経失調症と言われている。2回目、けだるさと頭痛がない。5回目、いびきが減った。初回治療後6週が経過したが、頭痛の再発はない。その後、たまに来院されるが再発していない様子。慢性の扁桃炎も出なくった。

28歳 女性 Y・Uさん

毎月1-2回頭痛があり、月経痛が強い。胃腸が弱く貧血。

初回治療後、晩に発汗し一回下した。4回目、今月は頭痛の予兆がない。顔色も良く、ツヤが出て目の下のクマも減った。月経痛が改善。夜の中途覚醒がなくなる。これまで休日はぐったり疲れて寝ているだけであったが、最近は元気になり日中に活動できるようになった。貧血でヘモグロビン10を切っていたが13.0に回復していた。

40歳 女性 S・Nさん

20代の頃からの頭痛があり、我慢しているとパニックを起こす。息切れと動悸がして、目がちかちかして倒れる。なので頭痛発作が起きると服薬で済ましてきた。咳喘息がある。

治療の途中から頭が軽い!と涙を流しながら仰る。大げさに思われる方もいるであろうが、慢性の頭痛はそれくらい辛いものであり、この方の様に涙を流して喜ばれる方はしばしばいる。
その後、しばらく続けて通われて、大分よくなった。喘息発作も出なくなった、年に数回、頭痛があり、そうなると駆け込んで来られる。以前より大分良いらしい。

50代 女性 主婦 Iさん

年末から肩こりが酷く、左肩の放散痛、手指の痺れがある。不整脈、動悸があるため、心臓の検査をしてもらったが異常はなかった。
初回治療中から、痛み・痺れ、動悸は鎮まる。4回目、肩はまだ凝る感じがあるが、動悸もだいぶ良いということで終了となった。

57歳 女性 主婦 F・Hさん

半年前から首肩のコリ、めまい、頭痛、息苦しさが出るようになる。
治療をすると、頭が覚醒したようにスッキリする、体調がよくなるようで、月に一回ほど来院されている。ストレス発散で食べ過ぎるのがよくないのだが、食事指導をしたらあまり来院されなくなってしまった。体調が良くなったのか、または煙たがられてしまったかもしれない。

33歳 女性 主婦 F・Nさん

肩こり、のどのつまり。夜に何度も目が覚める。
治療後、肩が張ったが、のどのつまり感は好調で夜もよく眠れた。3回目、痰がでなくなった。4回目、のどのつまりがなくなったということで治療は終了。

23歳 女性 S・Mさん

めまい、耳のつまり、首の痛み、半身に疼痛。自律神経失調症と言われている。
初回治療後、下痢をした。2回目発熱、発汗があった。3回目、めまい、首、頭痛、耳鳴りは調子が良い。7回目、調子が良いとのことで終了となった。

46歳 男性 T・Tさん

頭がボーとして力が入りにくい、両手両足が等しく指先まで痺れている。ふらつく。首肩のコリ、頭痛は慢性。何度かMRIで撮るもいつも異常なし。
3回目、頭痛は楽になるものの、痺れはまったく変わらない。多少はいいい。かなり強い症状。職業から超過食生活を止められないため、負担が重なると症状は復活してくる。治らないかもしれないと伝えたが、来ていると楽だということで半年、一年程続けて治療を継続。しびれは10→2、頭のボーは残りが3くらいになった。どちらも起こらない日も増えてきた。転勤で終了。

45歳 女性 T・Mさん

息切れがするが心臓は問題がみられない。胃が苦しく違和感もある。倦怠感。

治療後にはよくゲップが出た。2回目、倦怠感が少ない。5回目、階段を上っても息がきれなかった。遊びに出かけるのもおっくうだったが、ちゃんといけたとお喜びであった。

42歳 女性 T・Rさん

倦怠感、元気がでない。めまい、気分が落ち込む。
初回治療後、気分が腫れて、頭も胸もスッキリした。もっと早く来ればよかったというお言葉を頂いた。3回目、めまいもだいぶ良い。

歳 性 ・さん

自律神経失調症とは

自律神経失調症は検査や数値で確定できるようなものではありませんし、そもそも正式な病名でもありません。頭痛、肩こり・腰痛、耳鳴り、めまい、立ちくらみ、胸苦しさ・痛み、動悸・呼吸困難、不眠、手足の冷え、火照り、多汗、倦怠感。便秘・下痢、吐き気・嘔吐、食欲不振・体重減少などなんでもありえますが、そのために原因不明の症状はなんでも自律神経失調症とされがちです。言ってしまえば、ゴミ箱診断です。
MRIを撮ってみたり、検査数値にも異常が見られない場合つまり、肉体に物理的な問題をなにひとつ見つからない場合は、「気のせい。ストレスでしょう」といわれたりして、こころの問題になりやすいのです。物事の感じ方、味方に偏りがあったり、神経質さがある場合もあるので、本当にそういうこともあるでしょう。
ですが、肉体にもこころにも問題がなくても不調は起こり得ます。

鍼灸ではその間にあるもの、というか体と心を包括するものとして「気」の状態を問題にしています。そこにも濃淡があり、気の問題が7割、こころの問題が3割の人もいれば、心の問題が9割で、気の問題が1割という場合もあります。このように人の状態には濃淡があり、白黒つけがたいのが普通です。
「肉体」と「こころ」を繋ぐ説明が、古臭い「気」ではなく、現代風な「自律神経」に置き換わったようなところがあります。気の失調は、自律神経の失調として語られるようになりました。

しかし、自律神経失調というだけでは、「どこがどう失調しているのか」までは論じることができないため、結局なにも説明していないのと同じです。そのため、沢山の患者さんが行き場をなくしています。

こころの問題は本人にしかどうにもできませんが、気の問題なら鍼灸の出番です。鍼灸は気の診断術があるので、「どこがどう悪いのか」を突き止めることができます。右の胸の奥が悪いとか、左の足首の内側が弱いとかいう風に、具体的にです。
西洋医学では「気」の概念がなく、現代社会でも「気」はオカルトのジャンルに放り込まれたままです。それがこの社会の医療を貧しくさせています。

数千年も「気」の医学で貫いてきた古代人は、単純におろかだったのでしょうか。迷信の時代だったのでしょうか。愚かさで言えば現代人もなかなかのものですし、私たちもまだまだ沢山の迷信を生きています。
もし、古代人が愚かではなかったとしたらどうでしょう。古代には現代に劣らぬ文明があったこと。その面影を様々な遺産に残してくれてもいます。医学も同様だとわたしは考えています。


WHO鍼灸適応疾患

神経系疾患神経痛・神経麻痺・痙攣・脳卒中後遺症・自律神経失調症・頭痛・めまい・不眠・神経症・ヒステリー
運動器系疾患関節炎・リウマチ・頚肩腕症候群・頚椎捻挫後遺症・五十肩・腱鞘炎・腰痛・外傷の後遺症(骨折、打撲、むちうち、捻挫)
循環器系疾患心臓神経症・動脈硬化症・高血圧低血圧症・動悸・息切れ
呼吸器系疾患気管支炎・喘息・風邪および予防
消化器系疾患胃腸病(胃炎、消化不良、胃下垂、胃酸過多、下痢、便秘)・胆嚢炎・肝機能障害・肝炎・胃十二指腸潰瘍・痔疾
代謝内分泌系疾患甲状腺機能亢進症・バセドウ氏病・糖尿病・痛風・脚気・貧血
泌尿器系疾患膀胱炎・尿道炎・性機能障害・尿閉・腎炎・前立腺肥大・陰萎
婦人科系疾患生理痛・月経不順・冷え性・不妊・更年期障害・乳腺炎・白帯下
耳鼻咽喉科系疾患中耳炎・耳鳴・ちくのう・扁桃炎・難聴・メニエル氏病・鼻出血・鼻炎
眼科系疾患眼精疲労・疲れ目・かすみ目・結膜炎・仮性近視・ものもらい
小児科疾患小児喘息・アレルギー性湿疹・耳下腺炎・夜尿症・虚弱体質の改善
その他、誠花堂治療例過敏性腸症候群/クローン病/潰瘍性大腸炎/起立性調整障害 皮膚疾患 尋常性乾癬 逆子・つわり 中心性網膜症 線維筋痛症 慢性疲労症候群

この症例集の目的

鍼灸治療に関する「よくわからないこと」が少しでもクリアになるように作成したのがこの症例集です。よって、専門家向けの学術的なものでもなければ、治療の有効性を過大に謳うゴットハンド的なものでもありません。

レストランが様々なように鍼灸院も、鍼灸師もさまざまです。鍼灸さえ受ければ、全国どこであっても同じような結果がでるという話ではありません。また、鍼灸治療の限界を示すものでもありませんこの症例集は、あくまで誠花堂の場合です。誠花堂で日々当たり前のように起こっていることを等身大のまま示したのが、この症例集です。