「たかが頭痛」と思われがちですが、日常生活がままならないほどの頭痛があることが意外と知られていません。そのために、頭痛患者の苦しさは増しています。私自身が頭痛もちであったため、その辛さは理解できますし、得意な分野の一つです。

院内も頭痛の方が不快にならないよう気を配っています。

西洋医学での分類によると、頭痛には緊張性頭痛、頭部神経痛、群発頭痛、低髄液性頭痛、頭部神経痛の他、副鼻腔炎やくも膜下出血によるものなどがあります。「偏頭痛」という言葉もありますが、それは単に頭痛の特徴を述べたに過ぎず、本質をいい表してはいません。

東洋医学においても頭痛には種類があると考えられてきました。
東洋と西洋、2つの知識をたて糸、よこ糸にすることで病能を深く理解することができます。
西洋医学による病名によって画一的な治療をするのではなく、そもそもの頭痛の本質を理解する必要があります。そのために東洋医学が役に立ちます。

あなたの体質、これまでの経過、現在の状態を把握することで、必要な治療を選ぶことができます。

ほとんどの頭痛は克服可能です。治療中、その場で痛みが消えることもしばしばです。鍼だけで再発しなくなる人もいますが、生活から来ている場合も多く、その場合は生活の改善も必要です。そこまでやりたいという人にはアドバイスもできます。

自分が頑張るのは嫌だという方もいます。いまは無理だという人もいます。とりあえず鎮痛剤の代わりに鍼を打つでもいいと思います。なるべくお薬に頼らずに、自然な回復を願う人々への助けになれると思います。そのような場合でも、どうぞご相談ください。

頭痛

50代 女性 自営 S・Mさん
酷い頭痛がして目が覚めたのは、明け方のことだった。もともと、食いしばる癖があり、普段から首肩が辛い。せっかくの休日だというのに、気分も鬱々として外に出かける気など起こらない下半身が氷に浸かったように冷めたく感じる。「気のせいでしょう」と、クリニックでは相手にもされず、近所でヨモギ蒸しをしたり方々を訪ねたが、良くならない。こうなったら、恐いけれど鍼しかないと思い、やけくそで来院。
治療を初めてから5回目。頭痛も食いしばりもなくなり、睡眠の質が良くなる。下肢の冷感、むくみが減り、足が細くなった。「今までやってきたことは一体なんだったのだろう」と喜ばれた。元気もやる気も湧いてきた。

頭痛肩こり


激しい偏頭痛、手足の痺れ

40代 男性 会社員 K・Nさん''''
「ああ、また来たか…」いつものこの頭痛が始まると、痛みのために息をするのも辛い。音や光も鋭く感じる。暗室で横になろうにも、かえって酷く、吐き気までするので身の置き所がない。このような頭痛が発作的に年に数回、現れる。「だけど、これ以上薬に頼るのも嫌だ」。そう言って来院された男性。この時も頭痛と吐き気がある。
初回治療後、頭痛はかなり緩和し、なんとか動けるようになった。その後、大量のお通じがあり、頭痛は消えていった。体質的な問題があるので、定期的にメンテナンスされたほうが良いのだが、具合が悪くなるころに来院される。

頭痛肩こり2

頭痛の症例(more)

当院に来られる方たちの傾向では、自律神経失調症といって来院される方と重なり合う部分が多くみられます。こういったケースでは特によく奏功するようです。


不調がないほうがおかしい??

「○○は健康に良い、△△は悪い」という話が溢れていますが、人間の健康の実際は、それほど単純ではありません。

実際には環境や人間関係の問題、日々の生活習慣など、いくつかの要素が重なり合って、はじめて人は健康を回復したり、または不調に陥ります。
現代人の生活環境を考えてみると、具合が悪くなるような要素が多すぎるといえます。病まずにおられる方がある意味で異常なくらいに、現代人の生活は不健康です。