長時間のPC作業は、負担の大きい重労働です。都市生活者が抱える問題は様々ですが、その一端としてデスクワークに焦点を当てます。座りすぎによる害ご存知かもしれませんが、長時間の座り仕事で様々な不調が生まれます。・首 ストレートネックに・目 眼精疲労・視力低下・ドライアイ・頭 ブレインフォグ(頭にモヤがかかった感じ。思考力の低下)・顎 くいしばる。歯ぎしり。顔が凝る。・肩 巻き肩になり、呼吸も浅くなる・手 手や指のしびれ・痛み 手根管症候群頭部の重さを首肩で支えることの負担は、首の傾斜によっても変わります。前屈みのデスクワークでは、負担が大きくなるのが普通です。そうして頭痛・吐き気・めまいなどの症状が出ることがあります。さらに長時間のスマホやPCでの作業は、不眠や動悸といった自律神経症状を引き起こすことも知られています。内臓への負担長時間動かないために骨盤内の血行不良を引き起こします。そうして瘀血が形成されていくと下半身の能力が衰え、婦人科疾患や不妊症にも繋がります。運動不足、過食、ストレスが複合的に加わると、胃腸障害やうつ、糖尿病などの生活習慣病を引き送すことにも繋がります。・骨盤内のうっ血・筋群の機能低下:不妊・泌尿器疾患・体重増加・体脂肪の増加:糖尿病 生活習慣病・慢性疼痛:変形性膝関節症、腰痛症、その他の慢性疼痛熱産生量も低いため、冷え性や肥満、心血管系の障害にも繋がります。抗重力筋の委縮は関節軟骨を摩耗させる遠因にもなります。このように例を挙げればきりがありません。いい姿勢「いい姿勢をしなさい」とはよく言われますが、良い姿勢がそもそもできない、分からないという問題もあります。体を治さないといい姿勢はできません。また続きません。意識を変えると、動かなかったところが動かせるようになり、無理な姿勢が減ります。わたしたちの身体には、意外と使えていないところがたくさんあります。治療をすることで身体は楽になりますが、それだけではなく、そもそも疲れにくい身体の使い方を知ることも大切なので、ご希望によりご指導しています。異常なほど動かない生活旧人類を含めた約5,000,000年前、私たち人類は主に狩りをして生活していました。農耕が始まったのが約10000年前で、やはり体を動かさないと食事にはありつけない。むしろ、どれだけ働いても飢餓と隣り合わせにあるという生活が人類の基本でした。それがここ50年程でデスクワーク中心の生活に移行しています。狩りも田植えもせずに車でファミレスへ行き、ハンバーグを食べるという生活も可能となりました。それは今、私たちにとっては普通かもしれません。しかし、人類史的には、異常な毎日を私たちは送っています。それが悪いこととは言いませんが、そういう自覚を持つことは大切です。DNAレベルではその急激な変化に追いついておらず、その影響による、心身への負担には計り知れないところがあります。これは病名を問わず、都市生活者なら逃れがたい、根底にある問題です。現代を生き抜く知恵として、「東洋医学のある暮らし」をご提案。さまざまな要因が複雑に重なり合って、不調は作られていきます。座りすぎを主に取り上げましたが、不調の原因には他にもあります。運動不足、過食、対人ストレス、人工的な生活空間の弊害、添加物など人工化合物の摂取、公衆電磁波、放射能汚染等など…言い出したらキリがないほど社会環境は厳しいものになっています。そういった影響に対して「リラックス」、「防御する」ことが主に推奨されています。しかし、それ以外に方法はないのでしょうか。誠花堂ホームページにお越しになられた方々はきっと、そんなお悩みを抱えておられるのだと思っています。現代をよりよく生き抜くための知恵として、「東洋医学のある暮らし」をご提案しています。誠花堂には様々なアイデアがあります。些細な注意点であっても、「知る・知らない」では人生が大きく変わってしまう。そんなこともあります。特に福岡市は、薬院はオフィスワーカーの多い町です。そのような方々にとって、きっとよき助けとなることができると思っています。少しでもハツラツと過ごせるよう、お手伝いをさせて頂きます。